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青色っぽい春の夢を見ている。

アイドルのファンをやっている女子大生の夢町(20)が思ったことを書きます。

夏、それは。

 私は、好きな季節は?と聞かれたら、「秋」と答える。なぜ?と聞かれたら「誕生日が来るし涼しいから」と答える。そんな私でも、毎年梅雨の終わりかけになると「夏が来る!!」ってうきうきした気分になり、舞い上がりそうになる。

 

 私はそもそも“青春”が好きで、あの時間と空間を思い出しては「は~戻りて~」と呟いてしまう癖がある。

 

 小学生のころの記憶。朝ごはん食べ終わると扇風機の前で「昼ごはんまだかなーーーア―――ワレワレハーー」と言う。宿題やるのもめんどくさくて、ひたすら昼が来るのを待つ。「お昼休みはうきうきうぉっちんぐ!」が聴こえた瞬間、素早く立って冷蔵庫からいそいそとお母さんが用意してくれたお昼ごはんを取り出す。友達の家に遊びに行っていた弟が昼ごはん食べるために帰ってくる。真面目に宿題していた妹がひょっこり顔をのぞかせる。そしてお昼ごはんを食べ終わると3人で「大好き五つ子ちゃん」を見る。

 中学生のころの記憶。美術部の私は、あっつい美術室で絵の具の独特の香りに包まれながら黙々と机に向かう。外からはテニス部が部活をしている音が聴こえてきて、その掛け声とか覚えちゃったりする。吹奏楽部の音が聴こえるときもある。この曲好きだな、とふと思ったりする。私の汗が画用紙に滴ってしまって、あーあ、と思う。

 高校生のころの記憶。照り付ける日差しを浴びながら、耳にさしたイヤホンから聴こえるのは竹内電気のsexysexy。汗だくで全力でチャリを漕いで、信号で止まるたびに額の汗を拭う。計4時間の部活を終えたあとは、汗くさいまま学校近くの夏限定で開店しているかき氷屋さんでむっちゃうまくてむっちゃでっかいかき氷を友達と5人で食らう。そして「うめえええ」「あっちいいい」「今日の部活まじ疲れたわ~」「超焼けた焼けた」「夏やば」と談笑する。

 こんな記憶だけが鮮やかに光っていて、まぁた私の悪い癖、懐古。

 

 ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~」の話の始めに流れるあの曲をふとしたときに鼻歌で歌ってしまい、夏がまた恋しくなる。思わずにやにやする。

 シーブリーズのCMもこんなに流行る前からずっと好きだった。4月の始めから好きだった。シーブリーズをちょっと使ってみたりする。思わずにやにやする。

 これはどっちかというと“青春”が好き、って話かも。“青春”って言葉だけで、思わずにやにやする。

 

 ただ実際に夏が来ると、「うわ…夏じゃん…」って億劫になってしまうので、きっと私は夏が好きなわけじゃない。だけど、私は“夏”が好き。大好き。

 

 夏、それは、わくわくでいっぱい。