それでもジャニーズJr.はSMAPを歌う。
私はもしSMAPがいなかったらジャニーズJr.のファンを始めていなかったと思います。
2014年5月7日放送のザ少年倶楽部(ジャニーズJr.のステージショーを放送するNHKBSの番組。略して少クラと呼ばれています)で、私は名前も知らないジャニーズJr.が「$10」を歌う姿のを見て、釘付けになりました。
真っ赤な衣装を着た、私と同世代っぽい男の子5人が、甘いマスクでにこやかな笑顔を浮かべつつも、ぎゅっとマイクを握り、しなやかで力強いダンスで色気を必死に表現していました。まだ未熟そうな5人がセクシーを追い求め、こちら側に何かを訴えかけている姿に、私は一目惚れをしました。これがジャニーズJr.のファンを始めるきっかけになりました。
友達に聞いて、彼らが「SexyBoyz」(略称セクボ。現在ではそのメンツを指して元セクボと言われる)と呼ばれていることを知りました。メンバーは岩橋玄樹、神宮寺勇太、岸優太、宮近海斗、阿部顕嵐。みんな未成年ながら、ジャニーズJr.を第一線で牽引するいわゆる“推され”でした。
SexyBoyzは現在は解体されたユニットです。その後SexyBoyzの一部のメンツ(岩橋、神宮寺、岸)と平野紫耀、永瀬廉、高橋海人の3人を混合して結成され、最もデビューに近いと言われたMr.KingVSMr.Prince(略称キンプリ)より、私は実はSexyBoyzが大好きです。
先にも後にも、私にとっては少クラ史上最も素晴らしいパフォーマンスです。
気になる方はぜひYouTubeで「$10 少クラ」で検索してみてください。
さて、私はもともとジャニーズ(主に嵐)のファンではありましたが、ジャニーズJr.単独でのパフォーマンスを見るのはその日が初めてでした。
「$10」という曲も知らなかったのですが、表示されたテロップから、SMAPの曲らしいと分かりました。
SMAP|Best Album「SMAP 25 YEARS」スペシャルサイトによると、「$10」は人気投票39位に食い込み、SMAPとして最後のアルバムである「SMAP 25 YEARS」のDisc1に収録されています。私もこの曲に投票しました。
“どうして愛にはお金がかかるんだろう?”。「$10」の一節のこのフレーズは、今でも胸に染みます。ここはSMAPの原曲では森くんのパートなのですが、SexyBoyzのパフォーマンスでは岩橋くんが担っています。このマッチングがベストすぎて、私は無言でひれ伏したくなるほどです。
この曲と、SexyBoyzの5人のパフォ―マンスは、親和性が高くて、もう何度も何度も何度も繰り返して観ました。確かに、SMAPファンでもJr.ファンでも、「こんな曲けしからん」って意見をお持ちの方もいるかとは思いますし、その気持ちも分かりますが、その声を跳ねのけてしまうほど圧巻でした。
少クラやジャニーズJr.単独ライブ(ガムシャラJ'sPartyやサマーステーションなど)では、先輩グループの楽曲をカバーして歌うことが多く、それがメインでもあるのですが、その中でもSMAP率は極めて高いです。
私の自担である岸優太くんもぱっと思いつくだけでも「がんばりましょう」「SHAKE」「らいおんハート」「青いイナズマ」「DearWOMAN」「笑顔のゲンキ」、そして「世界に一つだけの花」などなどたくさんの曲を歌わせてもらっていて、そのほかのJr.を含めたら、めちゃくちゃ膨大な曲数をやっています。SMAPがいなかったら番組やライブが成り立たないくらいだと本当に思っています。
SMAPをはじめとして先輩ジャニーズの背中を追いかけつつもその姿からたくさんのことを学んでいると思います。ジャニーズJr.は、先輩なくして存在し得ない存在です。
もちろん、私たちテレビのこちら側のファンもですが、背中を追いかけるJr.のためにも、解散はしてほしくありません。
そりゃあ、そりゃあもう、ビストロSMAPで自担がゲストとして、SMAPと並んで喋って楽しそうに笑う姿も見たかったです。
中居くん「君、手足長くない?」岸「そ~っすね、スタイルがいいとは言われます」中居くん「でも、正直背はそんな高くないよね?」岸「ちょ!中居くん!!それは言わない約束じゃないっすか!!」中居くん「約束なんてしてねえ~よ(笑)いくつなの?」岸「ボク今21歳っすね」中居くん「身長の話だよ!!!!」岸「うわ!!!すいやせんっ!!!167っす167!!!」中居「しっかりしてくれよ岸~~~俺らの後輩だぞ~~!?!?」妄想は止まりません。止まらせたくもありません。
ですが、決まったことは決まったこととして受け止めたいと思っています。
SMAPが解散しても、ジャニーズJr.はきっとSMAPの曲を歌い踊り続けるし、ファンはそんな彼らと楽曲自体を愛し続けます。